2-10乗鞍岳生物群集保護林【5740ha】
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複合火山の特異な環境の植物群落 |
設定目的
乗鞍岳は長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる剣ヶ峰を(3,026m)を主峰とする、複数の火山が組み合わさって1つの火山帯となっている複合火山です。そのため、溶岩流で形成された乗鞍高原等の平原や、カルデラ(湖沼)など特徴ある地形が見られ、このような特異な環境で生育する亜高山帯から高山帯の植物群落を一体的に保護しています。
地況・林況
乗鞍岳は複合火山で火山としては富士山(3,776m)、御嶽山(3,067m)に次ぐ高さで、日本百名山としても親しまれています。保護林は乗鞍岳から北に延びる稜線の東斜面(長野県側)と西斜面(岐阜県側)に位置します。保護林下部は、シラビソ、オオシラビソ、トウヒ、コメツガからなる亜高山帯針葉樹林を形成し、標高が高くなるにつれてダケカンバ群落へ移行します。保護林上部は高山帯となり標高2,500m前後より広大なハイマツ群落やミヤマキンポウゲ等の高山植物からなる雪田草原を形成します。
法指定等
水源かん養保安林、保健保安林、砂防指定地、中部山岳国立公園、鳥獣保護区所在地
長野県松本市、岐阜県高山市モニタリング調査結果
平成30年度(PDF : 424KB)その他リンク
乗鞍(中信)GSSの活動報告(GSS便り)乗鞍(飛騨)GSSの活動報告(GSS便り)
お問合せ先
計画保全部計画課担当:生態系保全係
ダイヤルイン:026-236-2602